BooBoo KITCHEN 山奥の村で4匹のウサギと暮らす日々

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想い出にかわるまで 14:07




早いもので、母Booが亡くなってから二週間が過ぎました。
それまでのバタバタとした生活から一転して、
ゆっくりとした時間が流れる山奥での田舎暮らしに戻りつつあります。

闘病中とは違い、時間に追われることも、電話を握り締める事も、
来て欲しくない現実が近づいてくる重圧が迫ってくる事も無くなりました。
闘病中は、一日が無事に過ぎてホッとするのと同時に、残された時間が一日減るという現実を、歯を食いしばりながら見つめる毎日でしたが、
今となってはそれも、夢でも見ていたのかと思うくらい、田舎での時間は平穏に流れています。

自分ひとりとウサギの事だけを気にしていたら良い生活。
闘病中は、なかなかウサギの世話まで手が回らず、ウサ達の生活パターンも不安定な物になっていましたが、それでもなんとか耐えてくれたウサ達には、良く頑張ってくれたな、と感謝してます。

元々私は一人暮らしの経験が長いので、一人で適当に生きていく事に不自由はしないですが、久しぶりにひとりの生活になってみると、ひとりってこんなにつまらないものだったのかと驚いています。
正直言って、悲しいとか寂しいとかいう感情は大丈夫なのですが、日常生活のささいなやり取りや出来事において、一人少なくなった事に戸惑います。

今までも至って地味で平凡な暮らしをしていた訳で、毎日毎日、特に変化の無い生活だったのですが、そんな平凡な暮らしが、どれだけ素晴らしい生活だったのか、今更ながら気づかされました。
仕事の事、ウサギの事、友人の事、他人から見たらおそらくツマランと思われるやりとりの数々が、なんとも懐かしく思い出されます。







先の日曜日に、母Booと良く行ったお店に友人達と食事に行ってきました。
母Booが私と知り合う前からお気に入りだったお店で、私と一緒になってからも、
外食はほとんどしないBoo家では唯一、定期的に訪れていたお店です。

マスター夫妻とも親しくさせて頂いており、闘病中も色々とお世話になっていたので、そのお礼も兼ねていたのですが、その夜は閉店後まで母Booの思い出話をしてました。

普通ならしんみりとしたムードになるのでしょうが、実際は泣き笑いの笑の方が多く、にぎやかで楽しい時間となったのは、マスターが仰ったように、母Booの人柄ゆえの事だと思います。

ウサ友さんが母Booの事を、飾らない人柄が愛しいと仰ってくださったのですが、
確かに飾り過ぎないくらい飾りっ気のない子でした。
マイペースで頑固。
闘病中もその性格は変わらず、お世話になった主治医の先生やクリニックのスタッフの方にも、「彼女は強い人だね」「こんなに我侭言わない患者さんは初めて」と褒めてもらってました。

泣き言や愚痴は、当然良く言ってましたが、でも最期まで自分の感情よりも周りの人の気持ちを気遣い、気にしていました。

亡くなってから、母Booのお母さんに聞いたのですが、実家での在宅治療が始まった時に
「父Booと一緒になれて私は本当に幸せだった、だから私が死んでも可哀そうなんて思わないで」と言ったそうです。

なんだかなぁ・・・と思います。
私も逆の立場だったら同じ事を言ってたでしょうが、闘病中のことを色々と考えてしまいました。

母Booに対して、やりたかった事、やるべき事、言いたい事、言うべき事、
そして、何が出来て、何が出来なかったのかは、私が一番良く判っている事。
友人や知人の方は、私に対して暖かく気遣いの言葉をかけて下さるのですが、
出来なかった事の方が多かったのは、事実です。
こうしたい、こう言いたい、そう思っても体も口も動かなかった。
でも、おそらく彼女は判っていたと思います。
「そういうところがあんたらしいなぁ」と苦笑していたんだろうなぁ、と。

彼女がお母さんに残した言葉、「しっかりしてや、そんなんじゃ危なっかしくて安心して先に行けへんやんか」という私へのメッセージのような気がしてます。
彼女と一緒になってから、彼女に対して随分と偉そうな事ばかり言ってましたが、
でも、今になって思うと、教えてもらったことが多いのは私の方みたいです。

でも、いや、だから、後悔はしていません。
出来なかった事も多いですが、でも、それもこれもみんな含めての私なんだと素直に思ってます。

母Booと過ごした5年間、短い期間だったけれど、彼女と出会えて、一緒に過ごせて本当に良かったと思います。
良い事も悪い事も、楽しい時も辛い時もあったけど、今となっては全てが良い想い出。

「出会って、一緒になれて、本当に良かったと思ってるで、何にも後悔なんてしてへんよ。めっちゃ幸せだったよ」

これが、母Booに言いたかったのに、最期まで言えなかった言葉。
「今頃何言ってんの」って怒ってるかな?。







本当はブログに書くような事では無いのは承知のうえで書いたこのエントリを持って、
「BooBoo Kitchen」最後のエントリとしたいと思います。
細々と続けてきたブログでしたが、このブログのお陰で様々な方と交流を持てることが出来、ブログを初めて本当に良かったと思ってます。

読み返してみると、様々な思い出が詰まっているこのブログ、今までお付き合い頂いた方には本当に感謝の気持ちで一杯です。

今まで交流できた方々とこれっきりになってしまうのは寂しいので、いつかまた違う場所で再開しようと思ってます。
その時にはまた、Boo家のことを宜しくお願いいたします。



もみじ4ウサに関してはミクシィでアップしていこうかなと思っているので、良かったら覗いて見てやって下さい。もみじ
| 日々 | comments(6) | trackbacks(0) | posted by 父Boo
サヨナラダケガ人生ダ 16:28


随分と長期間放置してしまいました。
久しぶりに見てみるとブログトップを広告に乗っ取られてましたあせあせ
お世話になっている方達にもご無沙汰しており、申し訳ありませんでした汗

とりあえず、父Booと4ウサは何とか元気でやっております。

夏にクロが結膜炎になったり、メメとマーモが食欲不振になったりしましたが、
現在は無事に回復してマス。
ただ、クロ、ミミ、マーモの3匹が8月過ぎから換毛期に突入しており、
未だに続いております。
毎年の事ながら、ミミとマーモは年一回しか換毛しないせいか、なかなか終わりません。
クロも今年は春の換毛があっさりした物だったせいか、長いです。

結果として、3匹揃って「闇夜のブラッシング」中です。
多頭飼い、こういう時はちょっと難儀です汗
三匹ともピークは過ぎたようなので、後もうちょっとの辛抱かな?。



4匹揃ってのアップは久しぶりですね。
12日の日曜日にデジタル一眼レフを購入したので、今回の写真はデジタル一眼デビューになります。
以前より少し綺麗に撮れてる・・・かな?



ミミ、今年の7月で6才になりました。
もう高齢ウサギなのですが、まったく老けた様子はありません。
涼しくなってからのフリータイムは、マーモよりずっと元気に走り回ってますGO!
元気なのは良いのですが、もうちょい落ち着いて欲しい気もする今日この頃。






メメもミミと同じく、この7月で6才になりました。
彼女もあまり老けた感じはしません。
フリータイム中は結構な勢いで父Booの周りを走ってますGO!
フリータイム中でもきちんとトイレを使うのは彼女だけです。






マーモは4月24日に5才になりました。
微妙な年齢ですが、彼も全然変わらないですね。
夏の間はフリータイム中もゴロゴロしてましたが、
涼しくなってからは元気一杯に走り回ってますGO!
換毛中に一番見苦しくなるのがマーモでして、横から撮った写真はボサボサの毛並みで
ボロ雑巾みたくなってます汗






Boo家の末っ子、クロですが、彼もこの夏で4才になりました。
一番若いだけあって、夏のフリータイム中も元気一杯。
涼しくなってからも、もちろん元気に走り回ってます。
水芸ウサギの別名通り、あいかわらずのスプリンクラー状態であちこちに飛びチッコをしながら遊んでます汗
彼も換毛中は見事なツートーン状態になっており、上半身は黒、下半身は茶色で、
脱皮でもするのか?と突っ込みたくなるような見苦しさ汗






以上、Boo家の近況報告でした、と言いたい所なのですが、
実は皆さんにお知らせしなければならないことがあります。

前回の記事を書いた1月中旬から今まで更新が止まっていたのは、
母Booがいきなり病気になってしまったからでした。
病気が判明してからは、検査、入院、通院とずっとバタバタしっぱなしで、
ブログの更新どころではなくなり、お世話になっている方達にもいきなり音信不通状態になり、ご迷惑をおかけしてしまいました。

病状が落ちついて、一息つけたらボチボチ更新しようと考えていたのですが、
残念ながら病状が好転することなく、10月7日に母Booは亡くなってしまいました。
病名はスキルス胃がんでした。

闘病中は、身近な友人以外には知らせる余裕もなく、先日ようやくミクシィのマイミクさんにはお知らせさせていただいたのですが、このブログを通じて交流をさせて貰っていた方も多いので、どうしようかちょっと考えたのですが、ここで報告させて頂きます。

余りにも急な出来事だったので、まだ心の整理もつかない部分も有るのですが、
父Booが母Booと出会ってから5年、結婚してから3年、彼女のお陰で素晴らしい日々を送ることが出来たと、
心から思っております。

父Booが飼っていたウサギが縁で仲良くなり、結婚してからもずっとウサギ中心のウサバカ夫婦でした。
このブログを始めたのも母Booで、途中から父Booが乗っ取った形になってますが、
母Booがブログを始めてくれたお陰で、たくさんのウサ友さんが出来て交流をすることが出来ました。

様々な思いが過ぎりますが、泣いても叫んでも時間が戻る訳ではなし、今は母Booが愛した4ウサを精一杯可愛がって生きていこうと思ってます。


「サヨナラダケガ人生ダ」


全てのことが想い出に変わるまで、さよなら。



もみじ一人少なくなってしまいましたが、父Booと4ウサのBoo家をこれからも宜しくお願い致します。もみじ


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